各社試乗会から少し離れてホンダの試乗会がありました。
ホンダはいつもながらそれほど気になるモデルは無いのですが、昨年は行ってなかったし参加することにしました。
場所は毎度のフジTV南の駐車場なんですが、エリアは半分以下。先のカワサキイベントで駐車場だったところが、会場全体と言う感じです。ならば今回の駐車場はというと、いきなり土手のような砂利道に通され駐輪させられました。
そこから会場に向かう途中で、多数の白いシビックが並んでいたので、車の試乗会でもするのかなと思ったのですがそうではなかったです。結局なんで並んでいたのかは判らずじまいです。
試乗受付で書類を提出したら、無料で2台分の試乗チケットがもらえます。それとゼッケンを引き換えて各試乗車の列に並ぶと言うシステムです。列は長椅子が置いてあってそこに座るので、楽だし順番の前後が混乱してもめたりしません。(カワサキではもめている人がいた)
(試乗コース脇にズラッと並んだシビック軍団。ひょっとしてタイヤバリアの代わりなのか?!→)
雑誌で評判が良かったのでちょっと気になっていたモデル。列も空いていたので先ずはこれから試乗。
跨ると足つきが非常に良い!セローなんかより大分良い。シートもスリムかつフラットで前後に移動しやすい。乾燥重量はセローより重いのだが、低重心のおかげで断然軽く感じる。丁度ヤマハのトリッカーに近いコンパクトさなのだが、走りはトリッカーみたいにトリッキーじゃない。
エンジンは230の空冷じゃあ大した事無いなと思いきや意外にそうでもない。充分走ります。
ハンドリングとしては、普通のOFF車はこう言うアスファルトのタイトコーナーでは、フワフワして締りが無い挙動になるのだが、それがあまり感じられない。これも低重心でコンパクトな車体のおかげだろう。
とは言え、サスペンションはしなやかによく動くので、OFFロードを走っても楽しいのは想像できる。はっきし言って、これがあるとNEWセローですら存在価値が無くなるかも。
商品企画としてはスズキDR-Z400SMの二番煎じ。なおかつエンジンやマフラーのグレードが(少なくとも見かけ上は)落ちている・・・と何だか事前知識としてはイマイチ。
だが、跨ると足つき性がこれまた予想外に良い。DRSMどころかD-Trackerよりも良い。ヘタしたら弟のXR250モタードより良いかも、という位。
走ると、まろやかなエンジンは悪くない。DRみたいにエンブレの強さも感じなかった。パワー的にはXR230に乗った後なのに、それほどパワフルには感じなかったが、もっと高い速度域では余裕があるのだろう。
乗り心地はモタード系は大体みんなそうだが、ロードで最善の部類。ハンドリングは軽快さと落ち着きのバランスが良く、誰が乗ってもフィットすると思う。これに比べると、DRはやっぱり安定志向だったのかなと思った。
買うならどっちだ?と聞かれれば、ルックスと志の高さでDRと言いたい所だが、僕レベルの走り方だとXRの方がフィットするのかも(悲しいかな)。DRはとにかくぎゅーぎゅー言わして走るバイクに思われる。
かつて「ビックレトロネイキッドは無用の長物」と言い切った僕だが、一応カウルも付いたし試しに乗ってみようと言う魂胆。
ポジションはハンドルがかなり遠い。高さはあるので突っ張り殿様ポジションとでも言うか。それと車体が幅広だし、重量も相当あるので跨って支えるのは結構厳しい。
走り出すと怒涛のトルク。しかもスムーズ。たまにCB1300と信号で並んで「巨大レトロバイクが」とバカにしているとZ750が一気に置いていかれるのだが、乗ってみるとこれに勝ち目は無いと思ってしまう。
ただし、ハンドリングは結構曲者で、こう言うタイトコースではかなり辛かった。
先ずフロントサスが柔らかすぎて、ノーズダイブしやすい。人の走りを傍から見ていてもそうだった。対してリアサスは硬いと言うかストローク感が無い(ツインショックは大体そうだが)。結果的にハンドリングは「重くて長い車体をフロントサスだけが一生懸命曲げようとしている」という印象になる。
カウルなしのCB1300はもうちょっと軽快で自然なハンドリングだと思ったのだが。とにかくこれは「信号ダッシュで優越感に浸る、街乗り直線番長」といったら良い過ぎかな。
外見は04モデルと変らないが、跨ってみるとポジションが随分楽になっていた。かつてCBR600RRと言えば同クラスSSの中で最も前傾が強いポジションだったのに、今年は一気に楽さを増した他車並みになった。
エンジンは「さらに低速に振って街乗りしやすくした」と言うスタッフの言葉通り、随分扱いやすくなっていた。もはや中型SSと言うよりネイキッドのエンジン。回り方も03(国内仕様)までは何となく詰まったと言うか抵抗が大きいような感じだったのに、今回はそれが無くて軽やかな回り方だった。
こう言う場所でのハンドリングは、それでもSSなりの前傾姿勢や、軽量&重心高めの車体によって多少は扱いにくさがある。とは言えSSとしては充分合格点で、CB1300スーパーボルトより少し走りやすい。
なにやら05モデルは究極の街乗りSSに進化した感じで、ある意味ホンダらしいのかも。SSであろうと徹底して国内仕様(骨抜き)にこだわるホンダの姿勢には賛成しかねるが、こう言う妙な快適性もたまには良いかなと思ってしまう。
今年いきなり登場したXR兄弟の下から2番目-XR100。実は本来の試乗コースとは別に、原チャリ用のミニ試乗コースがあって、その中にこのXR100も隠れておいてあった。
エンジンも車体もエイプベースなんだけど、今のKSR-Uとかと違ってちゃんとしたマニュアルミッションなのが嬉しい。
普段こんなに小さなバイクは乗らないので、つい大き目の入力を与えてしまってグラッとしがちだが、慣れるとこれはこれでチョコマカと楽しい。
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