この前の週末は、Z750に乗れると期待していたカワサキの試乗会@お台場は雨を断念。非常に残念でした。
今回のヤマハ試乗会も先日のプレストとは違って国内モデル中心なので、はっきり言って購入対象になるモデルは無いのです。とは言え、試乗会が近所にやってくると知ってインプレマニアの僕が行かないわけにいきません(笑
ダートコース。3人一組で走ります。
購入対象じゃないとはいえ、一度乗って見たかった話題のバイクです。
会場の駐車場にダートの特設試乗コースが設けられていて、こちらの方がすぐに乗れそうだったので早速トライ!
そしたら、思った以上に深い砂利に車輪を取られ四苦八苦。バイクのインプレというより、久々のダート走行で自分の体力とテクニックがかなり落ちている事を思い知るのでした。とは言え、2日間トータルで3ヒートやるうちに(お前も好きやのー)徐々に慣れてきて、特に最後は左回りに変更されたので走りやすくなり、かなり楽しめました。
バイクのインプレとしては、またがっても走ってもセローより一回りコンパクトな印象で、小回りもやりやすく、今回のようにダートで振り回して遊ぶにはとっても良いバイクです。サスペンションも良く動き、特にフロントは柔らかいです。エンジンは250ccになって特に強力とは思いませんでしたが、滑らかで扱いやすいです。
カラフルなカスタムモデル
その後、公道で試乗した印象は、40-50キロくらいでスラロームをするとフロントが少し粘る感じ。立ちが強いと言う表現が適当かどうか判りませんが、ロードバイクの感覚とはやはり違います。もっとも、僕の乗り方が随分ロード化した(腰で曲げる)からかも知れません。
このバイクはTWのように街中でのファッションアイテムとして使うにはもったいないです。普通に舗装路を走るだけならXRモタードの方が合っていると思います。
トリッカーはダートや舗装路のセクションみたいなところで振り回して遊んでこそ真価を発揮するバイクでしょう。
▼Quick Time Movie
| ダート試乗コース1 | |
| ダート試乗コース2 |
実はこれがアメリカンバイク初体験。基本的にアメリカンバイクには興味が無いので試乗することもなかったのですが、インプレマニアとしては乗らずに「つまらん」と断言してしまうのはどうかと思い、後学のために乗ってみる事にしました。
走り出して先ず戸惑うのはシフトレバー。カブのようにステップの後ろにもレバーがあって、押すとシフトアップ。恥ずかしながら、この仕組に気付いたのは走っている途中です。どうも勝手にNに入ったりシフトアップしたりするのでおかしいな?と思っていたら、かかとで知らず知らずに後ろのレバーを押していたのでした。
それにしても、何でこんなやりにくい仕組みにするんでしょう?足を投げ出したポジションも不自然で腰を悪くしそうです。もっと足の長い人が乗るべきなのか?とも思いましたが、それはそれでウンコ座りみたいになってしまいそうです。
エンジンはと言うと、デカイVツインの割には振動は殆ど気にならず、かと言って1100ccもある割にはそんなにトルクフルじゃないです。
ハンドリングは見た目の割には率直で、ある意味軽快感もあります。他社のアメリカンに乗った事は無いので何とも言えませんが、この特異な形態にして自然な操縦性を実現するあたり、さすがハンドリングのヤマハと言ったところでしょうか。
輸出モデルなのに、なぜかR1だけ試乗車にリストアップされています。それだけ国内市場を強く意識していると言う事でしょうか?
公道で乗ると、改めて柔軟性の高さと、奥に秘めた恐るべきパフォーマンスを感じました。
エンジンは低回転ではがさつな振動が無く、トルクの出方もスムーズで街中でとても扱いやすいです。反面ちょっ気合を入れると飛んで行きそうな加速力を発揮します。
ハンドリングも、フロントフォークがヘタって切れ込み始めた我がSV400Sより大分率直です。
ポジションもやはりSSとしては楽で、足つきも良いので街中でも苦痛が殆どない。あえて難点を挙げれば、この時期にしてエンジンからの熱気が結構あること。まあこれはフルカウルのリッターバイクとしては仕方がないと思いますが。
バイクは速さがすべてとは言いませんが、ここまで技術の進歩を体感してしまうと、何でわざわざレトロなバイクを作る必要があるのか?と思ってしまいます。
2年前の試乗会でスラロームコースで乗った印象は「率直だが何も感動がない」と書きましたが、そのマイルドな特性が今回の街中での印象を良くしたようです。普通に走っている限りは非常に楽です。
ただ、ネイキッドだけあって70キロくらいから風あたりがきつくなるし、逆に止まりそうな速度ではやはり重さを感じます。
エンジンはさすがの低速トルクのおかげで2000rpm以内でも走れてしまいますが、3000rpmくらいから直4特有のさがさした振動を感じます。
なので総括すると結局、何のためにこの大きくて重いバイクに乗っているのか判らないというのが、率直な感想です。
Copyright (C) 2000-2005 Taichi Adachi. All Rights Reserved.