ミラーサイクルエンジンMCタイチ [←prev] [next→]

突然ですが、ミラーサイクルエンジンと言うのをご存知でしょうか?新発売のマツダ・デミオに搭載されているやつです。

これは、拡張比が圧縮比より大きいという不思議なエンジンなんです。

よく「圧縮比が高いほどエネルギー効率が高い」と言われますが、正確には「拡張比が高いほど効率が高い」なんですね。

【爆発の瞬間(上死点)のエネルギー】-【燃え尽きた時(下死点)のエネルギー】=【動力として使えるエネルギー】

ですが、この間は断熱膨張しているとみなせるので、燃え尽き時の体積が大きい(温度が低い)ほど多くの動力を取り出せるわけです。

その意味で、通常のエンジンで効率を追求しようとすると、圧縮比も同時に上がってしまいますが、あまりやるとノッキングが発生しますし、高圧縮を行うためには大きな力が必要なので、これは内部抵抗(エネルギー損失)となります。

さて、通常エンジンは吸気工程で下死点まで目いっぱい吸気したら、そこでバルブを閉じて圧縮を開始しますが、ミラーサイクルでは、下死点を過ぎてもしばらくバルブを開いておくのです。

こうして、混合気を少し逆流させてからバルブを閉じて圧縮を開始すれば、上死点で思い切り燃焼室を小さくしても、圧縮比があまり高くなりません。そして、爆発後は下死点までフルに拡張すれば大きな拡張比が得られるのです。

2007-08-18 23:00 返信 修正 削除 つぶやく

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