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DR-Z400SM(09)

さらばDRZ!(買取攻防編)

○公開:2014-09-25 ○修正:2014-09-26

次期バイク編でPCXが最有力候補になったものの、やや消去法的な選択でもあるので、もう暫くDRZに乗り続けるのが妥当かなとも考えた。そこで、車検を通すか否かの決断をするにあたり、DRZが一体幾らで売れるのか確認することにした。以下はその買取体験談である。

DRZ買取体験記

最初に使ったのは、価格コムの一括オンライン査定。バイクの情報や住所などを入力すると、6社位の候補を提示してくる。その中でバイク王だけは外して^^;残りは全てメール見積もり依頼をだしてみた。

するとその数分後〜翌朝くらいまでには、全社から返事が来た。その中で最も高かったのは、バイクランドの52万円。勿論これは非現実的な数値とは判っているが、実はZ750の買取査定をやった時も、この会社(当時の社名はGEOモトソニック)がメール査定でも出張査定でも最高値を付けていた。そこで、先ずはここに出張査定を頼むことにした。

バイクランド

メールでの申し込みはしてないらしく、電話したらオペレーターが出てきた。僕が伝えた希望日時はちょっと難しいようだが、では代りに何時ならOKかも即答できず、結局追って連絡しますとのこと(スケジュール表とか作ってないのだろうか?)。その後の数度のやり取りで数日後には日程が決まった。

査定当日、空のトラックに乗ってやってきたのは、5年前とは違って(当たり前か)若めだがルーキーではないスタッフ。スマートに挨拶&名刺をくれて、車両チェック開始。「今回は、どうして売ることにしたんですか?」とか「うちの他に査定はされました?」とかお決まりのジャブが入る。

ひと通り外見をチェックしたあと、エンジンをかけて音をチェックすると「若干五月蝿いですね」とのこと。DRZは元々ガチャガチャと五月蝿いのだが、問題はそこではなくクランク付近から「ゴー」という音がするという。原因を聞くと確信はないようだが、「恐らくクランクシャフトベアリングかクランクピンあたりかな」とのこと。

と言ってもその部品を替えたら治るものでもないし、逆にこのまま乗り続けたら壊れるということでもないらしい。ただ、中古車として販売して、もし客からこの音を指摘されたら値引きせざるを得ないので、査定は下がってしまうとのこと。

暫くチェックが続いた後、「大体いくら位でお考えですか?」という最終質疑が来たので、やや吹っかけ気味に「ウ~ン、35万くらいかな」と答えた。すると「あっ、そうですか」と(意外と安いじゃん)みたいに聞こえる返事。で、お約束の「本部に相談してみますね」といってトラックの方で電話を始めた。

僕も一旦家に入り、その15分後くらいか偶々スタッフが玄関に来るのと同時に僕も外に出た。するとスタッフは話しにくそうな感じで「25万くらいでお考えかと思ったのですが・・・」と切り出し、30万円に届かないどころかよく聞くと20万前後でしか取れないという。ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!一体「本部」とどのようなやり取りがあったのだろう。

「DRZはおたくのサイトの買取強化バイクに入ってましたけど?」と聞くと、それはうちが買い取りたいバイクという意味で、高値を付けるという意味ではないとのこと(むしろ、どっちか言うと相場が値下がりしているケース)。「プラス最大3万円UP」という話も、状態の良い車両なら更に上乗せするという意味らしい。なんじゃそりゃ!

更に、メール見積もりでは圧倒的に高かったのも、走行距離を考慮しない最高額(つまり走行ゼロの場合)ということらしい。「でも申し込み時に走行距離入れたけど」というと、それは価格コムの一括査定がそうなってるだけで、バイクランドのシステムでは走行距離の入力欄はないらしい。

何故そうしてるかというと、バイク王がそうだからという。オンライン査定で比較されて、バイク王の方が高い思われては困るとのこと。「(実際の買取額で)バイク王が高いはずはないですから」と^^;まあ気持ちは判るけど、ちゃんと走行距離を考慮して金額を出してくる業者もいるからね。因みに、前回のZ750の時はメール査定50万円に対して現物査定30万円だったが、この時は走行距離を考慮したオンライン査定だったんだと思う。

という訳で、その後も中古車相場(ゼファーのバブル)やヤフオクにも話が及んだが、何れにせよバイクランドとしては25万円でもあり得ないという感じだったので、折角だがお引取り頂くことにした。

かつては同業者をして「ゲオは高く買い取りすぎて経営がヤバい」と言わしめた会社も、今はリスクを避けた健全経営の大手になってしまったのかも知れない。バイクユーザー(売り手)としては寂しい限りだ(;_;

バイクエース

試しに見積もりを頼んだだけのバイクランドだったが、あまりの安値にショックを受け、もう暫く乗り続ける方向でほぼ決心していた。しかし、見積もり1社だけでは、僕自身の納得感のみならず、当サイトの情報価値として余りにプアーだと思ったので、あともう一社だけ査定にトライすることにした。

そこで次に選んだのが、30〜45万円とのメール査定をくれたバイクエースだ(あまり聞いたことない名前だけど)。バイクランドが危惧する通り、僕も当初オンライン査定の数値を単純に比較しただけだったが、ここはちゃんと走行距離を加味した査定額を出しているようだ。

出張査定の予約を取るために電話をすると、専業のオペレーターではない感じの人が出てきて、土日はほぼ予約でいっぱいという。なので、その次の月曜の夕方にして、その場で予約確定。

当日やってきたのは、パンクしたマグナとヤンキー仕様のフォルツァを搭載したトラック(これは何を意味するのか^^;?)。出てきたスタッフは服装もラフで、挨拶もバイクランドほど洗練(というかマニュアル化)されていなかったが、話すと穏やかで気のいいニーチャンだった。

「他で査定はされたんですか?」なんて定番のジャブを放ちながら、バイクの外観をチェック。エンジンをかけたら、やはりちょっと五月蝿いと言われた。ただ、今回は特定の部位がどうこうではなく、全般的に(距離の割には)五月蝿いと^^;そして、原因がはっきり特定出来ない事も、これを直さないと壊れるわけではないというのも前回と同じ。

「これは、お客さんにとっては非常に解りづらいはなしですが、横に新車を持ってきて比べたらわかります」とのこと。まあ、その通りなんだけど、僕が乗ってって五月蝿いと感じ始めたのも、このバイクに疲れたからではなく、実際に五月蝿くなってきたのかも。しかし何故そうなったのかよく判らんなあ(オイル交換も頻繁にしてたし、大きな転倒もしていない)。

まあ、査定の理由はともかく、問題は最終的な価格。「だいたいお幾らなら・・・」という最終質疑が来たので、今回は現実的に「30万位は欲しいですね」と応答した。すると、(やっぱりそんなもんですよね)と言った反応で、「本部と相談・・・」とわざとらしく言わなかったものの、何処かに電話したり、再びバイクをチェックしたりした。

で、先方の結論としては「30万はちょっと難しいですね・・・うちとしては頑張って27か28万くらい」とのこと。おっと、バイクランドより随分高いではないか!と心の中で思いつつ、「ああ、そうですか・・・」と微妙な顔をして暫く考えた。

前の査定が余りにも安かったので、僕の相場感も下げられてしまったような気もするが、まさかバイクランド&エースで共同謀議を計って、不動産屋のような心理作戦をしてるとも思えない。中古市場やヤフオクの相場、Z750との比較など諸々から、少なくとも勿体無い価格ではないだろうと判断して28万円で妥結することにした。

別れは突然に

スタッフはトラックから札束を持ってきて、「じゃ、確認してください」と気軽に渡してくれるが、普段3万円以上の現金は持ち歩かない僕としては、そんな大金を持つと緊張する^^;

車検証や自賠責証書を渡し、書類作成もほどなく完了しトラックにバイクを積み込む。当然判ってはいたし望んだことだが、これまでずっといっしょにいたバイクがもう居なくなるんだと思うとやはり寂しい。まあ、売ってしまったら直ぐに忘れるけどね、これまでの経験上^^;

もう日が暮れつつあるのに、これから更に2件しかも枚方の方で出張査定の予定があるらしい。バイクエースの拠点は東京と大阪に1つづつあるだけで、そこからほぼ本州全土をカバーしているという。

だから、大阪から広島など遠方に出張することもあるが、単価が高く利益率も高い車両が中心になるようだ。しかも、事前に電話でかなり詳細を聞いて見積もりを伝え、ほぼ確実に買取が成立するように準備しておくという。まあ、出張旅費から言えば当然だね。

そういう意味では、やはり東京と大阪圏はバイク市場が断然大きく、業者間競争もあるのでユーザーとしては恵まれていると言えそう。九州はエリア内で閉じてるもののそれなりの市場はあるらしいが、四国や東北、北海道なんかはやはりバイク過疎地であり、バイク王の支配下にあるんだろうな^^;

実は、バイクランドもバイク王程ではないが、ほぼ全国規模の大手らしい。なるほど、もうかつてのような無鉄砲さ(高値でとにかく買い取る)はないわけでだ。「買取ではゲオが最高値」という僕の5年前の経験則は、完全に過去のものになったようだ。

オーナーの為のバイク売却Tips

ここで、バイクを少しでも高く売るコツという程でもないが、これまでの経験を踏まえ僕なりに考えたことを書いてみる。

相場観と相見積もり

先ず、自分のバイクの相場を知ることが重要だが、そのヒントとなるのが同車種の中古車価格の相場だ。Goobikeなどで、年式と走行距離が大体似たバイクを探してその値段を見る。

例えば、Z750の時は確か55〜65万円位だったと思う。それに対して、出張査定の最高値が30万円だった。DRZもZ750と同等かやや安い位の中古車価格だったので、買取額もやや低い28万円というのは妥当な線かと(更にDRZは車検が殆ど残ってないというのもあるし)。

つまり中古車販売価格から約30万円引いたら買取価格、というのが一応の目安になると思う(これを「トータルマージン」と呼ぶことにする)。勿論、バイクの価格帯によっても違うだろうけど。

流通経路を考えると、買取業者が買い取った車両をある程度のマージンを乗せて業者オークションに出す(オークション利用料金も必要)。そこでバイクを落札した中古車店が、部品交換や納車整備をしたうえでマージンを上乗せして店頭に出す。しかしその値段では売れず、後に値引きすることもあるだろう。

そうすると、一見高そうな30万円のトータルマージンも、各流通業者にとてはさほど余裕がある金額ではないかもしれない。なので、これが25万円以下になることは、誰かのミス(高く買いすぎ)がない限り期待できそうにないし、逆に30万以上のマージンで計算している買取業者も勿論居るだろう。

以上を踏まえた上で、あとは必ず複数の買取店で現物査定をしてもらう事が重要だ。オンライン見積は余りに非現実的な上に、その何割くらいが実際の買取価格かも判らない。車のモード燃費と同じで全く当てにならないと考えた方が良いだろう。

因みに「バイク買取り 比較(評判)」などで検索すると、出てくるのはステマの香り漂う「口コミ」サイトばかり。中には、バイク王に対する悪評をDisるサイトもあって、内容的にもサイトの体裁的にも関係者によるヤラセがバレバレ。こういうので、かえって業界の体質を暴露している事が判ってないところが痛い(*_*;

また、価格コムなどの一括見積もりは便利だが、価格コムに払う手数料が買取店によって違うらしく、多く払った店を優先的に紹介するという話を聞いたことがある。地域と車種を入力して出てくる買取店一覧とは別に、実は地元の小さな業者が結構あるようだ。

だから少しでも高く売りたいなら、そうした業者がないか調べて直接査定を依頼するのも良いだろう。その方が、店にとっても価格コムに手数料(数千円とか)を払わずに済むしね。それに、買取業者の企業規模と買取価格はどうも反比例するような気がするし^^;

ネットオークション

一方、このようなマージンを一切廃したのがネットオークションだ。まあ、時々業者が「○○万円で即決、どうですか?」なんて言ってくるけど、最高値で落札することは無く、基本的にはユーザーからユーザーへの直接取引だ。

ただ売り手としては、連絡のやりとりや名義変更の手間に加えて、合ったことも無い相手がちゃんと取引してくれるのだろうか?という気苦労がかなり大きい。落札しといて連絡ないとか、取引の際に代金を持ってこないとかも結構あるからね。よって、ヤフオクでバイクを売るなら、買取業者に売るのに比べて最低5万円は違わないと割に合わないし、出来れば10万円くらい高くあってほしいと思う。

一方、買い手にとっても状況は同じで、顔も見たこと無い相手と取引してボラれないかと心配するだろう。バイク屋と違って、何か問題があっても、保証やクレームの機会は皆無に近い。だから、バイク屋で買う場合より10万円ほどは安くないと、買い得感は薄いと思う。

よって、上述の30万円のトータルマージンが、売り手・買い手双方から10万円ずつ寄り付いて、残るは10万円の幅。それにオークション手数料を引いた額(ヤフオクだと何だかんだで3万以上?)の範囲での攻防戦となる。勿論、双方がちゃんと情報を集め、合理的に行動すればのはなしだけど。

因みに、ヤフオクでDRZを見ていたら、同じ最終モデルで走行距離は少し少ない車両が39万円で出ていたが、誰も落札者がなく何度も再出品していた。そうすると、僕のDRZなら30万円前半じゃないと売れそうになく、業者買取価格と5万円ほどしか変わらないなという計算があった。

もっともネットオークションは、売りに出した時に偶々それを買いたい人がいるか?というタイミングの問題(つまり運)も大きいと思う。幾ら相場的に適正価格でも、それを欲しい人が近所に居ない(見ていない)とどうしようもないから。その点、Z750が業者最高値の9万円アップで売れたのは良い取引だったと思う。

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