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ステージピアノ比較レビュー(ローランド他編)

【公開】2015-02-22 【修正】2015-03-06

ステージピアノレビューを再編し、Nordのレビューは欧州編に移設しました。

このページでは先ずローランドについてまとめました。今後はKorgやKawaiも取り上げる予定です。

ND-300NX

かつてあった最上位機種のRD-700NXの廉価版ですが、今はこの300NXだけが残っています。通販で実売12万円程度とローランドのデジタルピアノとしては比較的安価です。

RD-300NX

サウンド

ピアノ音源はSuperNATURAL Pianoというそうですが、ローランドのデジタルピアノの標準的な音がします。すなわち、中・高音部はカリカリとした音で低音部は篭もるドンシャリ系^^; また中域付近でシャカシャカ・モコモコした雑味があるところも、ローランドの他の機種と同様です。

鍵盤

RD-700NXの鍵盤は確かPHAⅢと言って、手垢で黒ずむほどザラついた「アイボリーフィール」で、アクションもクリック感(「レットオフ」又は「エスケープメント」)がかなり強かったです。生のグランドピアノに近いといえば一番近いタッチだと思いますが、純粋な操作性としてはちょっと重すぎ・鈍すぎの感があります。

一方、この300NXに搭載される「アイボリーGフィール鍵盤」は、より率直というか尋常なデジタルピアノのそれに近いです。鍵盤の重量そのものも軽いようで、楽器全体として700NXより大分軽量化されています。と言っても他社の鍵盤と比較するとクリック感は強めで、レスポンスが鈍いというかやや重めに感じると思います。

その他

音色選択のスイッチなどは大きくしっとりしていて、この辺の操作感は流石ローランドという感じです。ケースのサイズは奥行きは短めで良いのですが、ローランド独自のピッチベンド&モジュレーション共用スティックが鍵盤の横にあるので、幅(間口)は広めです。

RD-800NX

RD-700NXの事実上の後継機種で、ローランド・ステージピアノの最高峰です。

サウンド

ピアノ音は300NXとは明らかに違い、カリカリ感やザラつきが少なく、よりナチュラルになっています。良い意味で、ローランドらしさが薄れていますが、これでようやく他社並のサウンドとも言えますね。

一方、エレピサウンドは一歩ぬけてる気がしました。繊細すぎて違いが良くわからないCP4のエレピより、もっと骨太でキャラクタがはっきりしたエレピサウンドです。音の歪み方とか、トレモロのかかり方が何とも生々しいと思うんですよね。本物をよく知らないけど^^;

鍵盤

PHA-4コンサート鍵盤というそうですが、これに初めて触れた時「流石、ローランドが木製鍵盤を作るとこうなるのか!」と感動しました。PHA-3のように重々しくはなく、レスポンスは良好。プリっとしたクリック感が心地よく、かつ弾きやすい鍵盤です。

キーの底から伝わるショックが柔らかで、やっぱり木製鍵盤は振動吸収性が良いなあと思ったのですが・・・後で調べたら樹脂製でした^^;キーの内部がベージュ色に塗ってあるので、すっかり騙されました。ということはキーの素材は関係なく、床のフェルトの厚みとアクション次第でどうにでも作れるということですね。

CP-4の木製鍵盤と並んで、現行ピアノ鍵盤中最高のタッチだと思いますが、個人的にはこのPHA-4がやや優位な気がします。

その他・まとめ

やはり、ローランドらしく、スイッチ類の質感や操作性は良いのですが、問題はこの筐体のデザイン。最高峰モデルの新型筐体というのに、なんでこんなに古臭く、チープシックなカタチなんでしょう!最初見た時は、300NXの廉価版が出たのかと思いました。

あと問題は値段ですね。サウンドハウスで23万円(税抜き)もします。CP-4が182,800円だから5万円も高い。やはり、日本メーカーの中でローランドだけが孤高の値付けですね。

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