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北海道縦断(全9巻)

○公開:2009-11-18 ○修正:2009-11-20

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風邪でヨロヨロ足寄

この日のルートは最も短く、休養というか体力回復できるはずでした。ところが、前頁で書いたようにエアコンで風邪をひいてしまい、朝になっても回復するどころか、悪化しているようです。

しかもその日は天気が良いのは良いのですが、異様に暑くて朝から気温がどんどん上昇してきます。今までは日向では暑くても、日陰に入ったりバイクで走りだすと結構涼しくて、さすが北海道だと思ったのですが、その日は真夏の東京と遜色ない暑さになってしまいました。

水分補給のため足寄付近のコンビニに寄ったら、Z1000が停まっていたので、珍しい事もあるもんだと思いつつ店内に入りました。店から出てくるとその Z1000のオーナー(4-50歳くらいのおっちゃん)がいて、僕のマシンを眺めて「珍しいバイクだね。」と声をかけてきました。

聞けばその人は八王子から来たそうで、Z750は東京でも珍しいと言ってました。しばらくZ兄弟を比較して、ここが違う、あそこがどうとバイク談義をしま す。僕のタイヤを見て「走行距離はまだ1000キロちょっと?」と聞くので、4000キロ弱だと答えると、「そんなにタイヤもつんだ」とびっくりしていた ようです。自分のZ1000は4000キロで限界だったそうです。

あと「北海道のライダーも以前と比べると少なくなったねー、ずっと一人で走って寂しいよ。」みたいな事も言っていました。確かに最近ライダー人口が減少&高齢化しているという話は聞きますね。

その人とは方向が逆なのでそこでお別れし、僕は阿寒湖目指し「孤独な」走行を開始。この辺(足寄国道)は白バイが出没しやすいと言う話だったのですが、全く見かけませんでした。

オンネトー

そのうちオンネトーのへの曲がり角が見えたので入ります。オンネトーは過去に車で2回来ましたが、相変わらず幻想的な良い景色です。でも、体調的にはかなりきついので、何処かのベンチで休もうと思っても、この周辺にはそういう場所が殆ど無いんですね。

オンネトーお決まりのショット:いつ見ても美しい。

ちょっと違うアングルから

阿寒湖横断道路:超良好路面

仕方がないので、水際の木の下でぐったりとしつつ、ほんの少し体力が回復した所で再スタート。

有名な阿寒湖畔にも一応寄ってみましたが、やはりと言うか以前の印象以上にごちゃついた商店街でした。あまり良さそうなお食事処も見当たらないのでそのままスルー。

その先にあるワインディング阿寒湖横断道路はコーナーRが適度で、路面状態も環境も良く、走りを楽しむなら北海道中ベストと思わせるところでした。関東周辺でこんな道があったら絶対走り屋があつまりそう。ちなみに、地元のドライバーに言わせると「曲がりくねっていて嫌い」だそうです。さすが北海道と言うべきか・・・

(4.4MB)

阿寒湖横断道路での快適な走り。電池切れのため、丁度良いところで映像が切れてしまった。

楽しい走りが終わると程なく弟子屈へ。見覚えのある川と橋のそばの公園で一休み。ひさしのあるベンチに寝転がってしばし仮眠を取ります(都会だとホームレスに間違えられそうですが、北海道では何度かやりました)。

近くにオルゴール館と言うのがあってその中のレストランで遅い昼食をとります。特製カレーは量も味もなかなかなのですが、どうも気分が優れません。

宿も近くなので先に行って休みたい気もしましたが、チェックインには早すぎるので、摩周湖に向かいました。

摩周湖

天気は午前中の快晴が嘘のように、何だか暗くて怪しい感じになってきました。

摩周湖はかつて二度来ましたが、二度とも霧で何も見えませんでした。今度もやっぱり、と思いきや第一展望台に来ると、意外にも視界はクリア!写真で何度も見たあの景色が眼前に広がります。実物と写真の違いをあえて上げれば、摩周岳の噴火口が生生しく、いかにも頂上が吹っ飛んだと言う感じでした。

初めての景色に感慨にふけるのもつかの間、やはり嵐がやってきたので、屋内に避難。何だか忘れたけど、暖かいものを飲みながら、外の激しい雨をしばし眺めていました。

しかし、夕立は長くは続かないもので、程なく雨がぴたりと止んで外に出ます。だたし、完全に晴れたというより、まだどす黒い雲がそばにあったので、第二波が来る前に撤収を決意します。駐車場に戻ると、バイクに置いたままのヘルメットがバケツ状態になっていました。

第一展望台のお馴染みのアングル

ちょっと角度を変えて。

反対側の駐車場:今にも嵐が来そうな天気だが・・・

内装を絞って水を落とし、濡れてない上着を防水バックの中から取り出していると、隣に停めてあったゼファー1100のオーナーが歩いてきました。それが、ごついおっさんではなく、普通の体格の大学生くらいのおねーちゃんでした。

当然目が合って、「凄い雨でしたねー」みたいな事から話はじめたのですが、その女性は大阪弁でライダーハウスを渡り歩いていると話してくれました。それで、僕も持っているツーリングGoGoの別冊を取り出して、「今日は川湯温泉のここのハウスにしようと思うんですけど・・・」みたいな話も。

あと、僕が例のCRC556 をチェーンに振りかけようとするのを見て、「雑誌で読んだんですが、やっぱり何か塗らんとあかんのですか?」と聞くので、「うーん、自分でチェーンの音を 聞いてカシャカシャ言ってなかったら多分大丈夫ちゃいますか。」(こっちも大阪弁)。そしたらうーんと首を捻ってましたので、「良 かったらこれ使います?」と言ったものの「そうすると、グリースも流れてしまうし。」と自分で訂正し、結局止めました。

それと、 「そんな巨大なバイク、取り回し大変でしょう」と聞いたら、「今日も2回立ちゴケしました。」。実際、別れ際に彼女がフラフラしながらバイクに跨るのを見て、思わず手を差し伸べてしまいました。でも、彼女は何度も一人でそれをやってきた訳ですし、ここだけで助けても意味ないような気も。

それにしても、ライダーハウスもそうですが、女性って本当に大胆というか忍耐強いというか・・・

今日の宿

目的を果たしたので、その後は宿に直行します。場所は摩周(弟子屈)なのですぐ近くなのですが、なかなか発見できませんでした。

今日は正常に動作しているGPSを頼りに接近するも、民家のような別荘のようの所で行き止まり。しばらく迷った後、崖の上に写真で見た黄色い建物を発見し、ぐるっと回ってようやく到着。

ペンションゆうあん

↑こんな立派なHPがあったんだ。アウトドア系のようですね。

宿 に着いたらどっと疲れが出てきて、まだ時間は早いので、部屋でちょっと休む事にしました。少し仮眠を取った後、「風呂が沸いてますよ」と言われたので入り ました。温まったら気分が良くなるかというと、むしろ逆でかなりしんどい感じです。それでも、出された食事は好きなステーキだったのでぺロッと食べてしまいましたが。

食事の後、宿の人に「氷を少し分けてもらえませんか?ちょっと熱っぽいので。」と頼むと、ジップロックの中に入れてくれました。その後、僕は部屋に戻り熱との格闘が始まります。額に当てた少々の氷はすぐに水になり、最後には宿の人が気を効かせて水枕を用意してくれました。

そ うやって数時間、半分寝たような起きてる様な状態が続き、一段落したところで水を飲みにふらふらと1階に下りていくと、宿の人が「熱を測ってみます?もしなんだったら解熱剤もありますよ。」と言ってくれたので、お言葉に甘えて体温計測。そして結果は・・・37.9℃!宿の人は驚いてましたが、僕自身は予想 通りです。

解熱剤をありがたく頂戴して部屋に戻りますが、すぐには飲みません。自然に体温が下がるまで高温を維持した方が、風邪は 早く直ると経験的に知っていたからです。その後3時間ほどは割とちゃんと寝れて、夜中に起きてみたら汗びっしょり。気分も大分改善したので、ここで解熱剤摂取。朝までには殆ど平熱になっていました。宿の人の親切な対応のおかげで助かりました。

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