古いシンセ・音源 【公開】2009-02-02 【修正】2015-08-19
20年ほど前から持ってるシンセと音源モジュールを紹介します。
ENSONIQ MR61
約20年前に買ったシンセですし、Ensoniqというメーカーは確か10年以上前に潰れています(*_*; しかし、音の素晴らしさは全く色褪せないどころか、現在のどのデジタルシンセにもない存在感があります。故に「幻の名機」と読んでいます(^^)
全般的に非常に太く抜けの良い音で、ドラムやシンセ系も良いんですが、生ピアノやブラスなどアコースティック音色が当時としては傑出していたと思います。特に気に入ってるのは、ストリングスの"Worm bath"で、現在でも比類なき美しさです。
ドラムマシンもなかなかセンスが良い打ち込みだし、夫々のパタンにフィルが付いてるのは曲作りに大いに役立ちます。ただ、ドラムパタンを編集出来ないのが弱点。
また、この楽器にはIdea Padという機能があり、何気なく弾いたフレーズが常にMIDIデータとして記録されていて、後で呼び出せます。さらにそれを内臓シーケンサのトラックに貼り付ける事も出来ます。
大きなボタンやダイアルが効果的に配置され、すべてにおいて非常に直感的に操作でき、曲のアイデアを逃さずラフスケッチを簡単に作れます。もっとも、これで曲を仕上げるのはかなり骨が折れそうですが。
Roland M-OC1
これも20年弱前になるでしょうか?楽器店のバーゲンでたまたま見つけて音が良かったので購入しました。
JVのエクスパンションボードの中身が独立してモジュールになったシリーズのオーケストラ版です。Rolandらしく繊細な音ですが、さすがにオーケストラに特化しただけあってSC-88よりは断然リアルで存在感のある音です。
Roland SC-88
いわゆるDTMブームの頃、(多分)ローランドの地位を不動のものとした定番音源。
ひとつひとつの音はしょぼいですが、アレンジで音を幾つも重ねていくとバランスの取れたきれいな音になります。ひとつの音源でオーケストラを編成すると言うDTM的使い方に特化したものだと思います。
ただ、今となっては敢えてこの中の音を使う意味も感じないので、ずっと机の下で眠っています。