Yonex EZONE 100 2020::MCタイチ.com

Slim gut by tennis

ラケットレビュー
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Yonex EZONE 100 2020

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EZONE 98に続いて、EZONE 100を借りて試打してみました。因みに私はコロナが流行る前から他人との接触がない一人テニス(壁打ち)です(;'∀')

試打レビュー

スイングウェイトとしてはEZONE 98と同じバランスで全体に一回り軽くした感じでしょうか。私のTour90やBurn FSTと比べたらやや手元が軽いですが、ゴールデンスペックの中では最もトップライトな部類だと思います。

それに打感が非常にスウィート。しなやかでホールド感があるのにパワーもあってスピンも強力です。スウィートエリアも(Yonex形状に慣れたからかもしれませんが)EZONE98より広いと思います。勿論、厚ラケらしく分厚くヒットするとフレームの硬い領域に入ってしまいますが、巻き込むようにスピンをかけるモダンスイングを心がけると、楽にマッシブなショットが打てます。

サーブも同様に、軽いからビュンビュン振れるし、更にホールド感があるからコントロール性もスピン性能もパワーも高次元で両立しています。更に好印象だったのがボレーですね。ちょっと押してやるだけで十分なパワーが出ますが、ホールド感があるのでコントロールもし易いという正にボレーマシン。ダブルスなら問答無用で強力な武器になりそうですが、シングルスでも省エネで勝ちに行く実践的なプレーが出来そうです。特に体力的に厳しいので楽をしたいと思っている中高年には魅力的なラケットではないでしょうか。逆に言うと上級者同士でバシバシ打ち合うような状況だと、意識してスピンをかけたりパワーをセーブしないとホームラン性の当たりになるかも知れません。

因みに、前回のEZONE98はVcore98に近いと書きましたが、このEZONE100は順当にVcore100に近いですね。Yonexのラインナップは、フレームが分厚くパワーアシストが強くなるほどタッチが柔らかくなるようです。ただVcore 100はスイングウェイトが重めでしたが、EZONE 100は軽快なのに柔らかさとパワーを両立しているところが素晴らしい進化だと思います。

外観/スペック

EZONE98と並べて比較したわけではありませんが、見た目は非常に良く似ています。ただ横から見るとEZONE100のフレームの厚さが際立っています。Wilsonのラケットはどのシリーズもフレームの断面形状が手元から先端まであまり変わりませんが、ヨネックスのラケットはリムの部分がかなり扁平で分厚くなっていますね。リムの部分は内側に撓ませる事でホールド感を出し、スロートの部分はやや薄めにして撓らせるという役割分担がハッキリしてるようです。

製品名重量バランスPフレーム厚重量(実測)バランスP(実測※)
EZONE 100 300g 320mm 23.5/26/22mm 315g +13mm
EZONE 98 305g 315mm 23/24/19mm 321g +8mm
Blade 100 V7 300g 320mm 22mm 316g +18mm
Blade 98 V7 305g 320mm 21mm 325g +16mm
Vcore Pro 98 305g 315mm 22/22/21mm 335g 未計測
Vcore 100 300g 320mm 24/25/22mm 323g 未計測
Pro Staff Tour90 315g 315mm 17mm 336g 0mm

※私のプロスタッフツアー90を基準に何㎜ずれているか(先端方向がプラス)

EZONE98と比べると、実測で重量は6g軽く、バランスポイントは5mmトップ寄りという結果になりました。『バランスポイントが1mmトップに移動すると重量が1g増えたのと同じ体感ウェイトになる』という言い伝えに従えば、EZONE98と100はほぼ同じ体感ウェイトになる筈です。しかし私が打ったところEZONE100の方が一回り軽く感じました。まあこの実測はかなりいいかげんなので当てになりませんが、同じスイングウェイトでもボールが良く飛ぶ方が軽く感じるのかも知れません。

ガットですが、今回のEZONE100はアスタリスタ125が50ポンドで張ってありました。このガットは柔らか系のナイロンですが、EZONE98に張ってあったG-Tour3はポリエステルで、掴み感が特徴だけどさほど柔らかくはないようです。この違いはEZONE98と100の打感の違いを強調する方向ですね。ただガットの違いはラケットの違いほど大きくないので、EZONE100は98より柔らかくてパワフルなラケットであることには変わりないと思います。