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DR-Z400SM(09)

DRZ 4500kmインプレ

○公開:2010-06-12 ○修正:2011-03-10

バイク選びの話から随分間が開いてしまったが、DRZの事を書いておこう。と言っても、インプレ本体はバイクインプレNEOに書いているので、掲示板からの転載を含め現時点(走行4500km)までの消耗品の状況が中心になる。

タイヤについて・・・パッと咲いてパッと散る

DRZリアタイヤ磨耗

今一番の懸案事項は、リアタイヤが既にズル剥けになってしまっていることである。ゴムの薄皮が裂けて中から別のゴムが顔を出すという酷さ。これは4500キロもつと言う意味ではなく、3000キロ前半には既にスリップサインが出ていた。

セローからZ750まで乗ったが、こんなにライフが短いタイヤは初めて。最低でも1万キロは走った。どうやらDRZ専用のダンロップD208SMはOEMにしてはかなりのハイグリップ志向なようで、ダンロップらしくライフなんてお構いなし。

普通街乗り(直進路)中心だと、このようにリアの中央が減るが、DRZにしてからむしろ峠比率は上がっている。一方、フロントはサイドの減りが速いものの、まだ何処もスリップサインに達していない(写真下)。これほど前後差が極端につくタイヤも初めてだ。

DRZフロントタイヤ磨耗例えば、直近のZ750+BT-023(スポーツツーリング)は1000km超にして最初のスリップサインはフロントのサイド、リアのセンターは未だ2-3分山残っていた。

D208SMタイヤインプレ

確かにOEMとしてはハイグリップでコンパウンドが柔らかい感じがする。今時のシリカ配合ラジアルタイヤなら、滑るまいぞとゴムが出来るだけ元の形を保とうとしているかのように感じるが、このD208は一旦滑りだしたらクレヨンで線を書くようにぬるっと率直に滑って行く感覚である。

このソフトコンパウンドは確かに乗り心地の柔らかさと温まりの速さに貢献しているようだ。ダンロップにしては接地感があるし、真冬でもグリップが極端に低下する感じはしない。

しかし当初のハイグリップ感を維持できたのも2500kmくらいまでだったと思う。そこから先はねっとり感が少なくなり、リアも簡単にロックするようになった。つまり、このタイヤは耐摩耗性なんてお構いなし、センターとサイドで異なるコンパウンドを使用するといった手の込んだこともしない。一般公道用というより、準レース仕様なのかも知れない。

ちなみに、エンジンなどと同様、タイヤも初期型と後期型では特性が変わっているようだ。発売当初の試乗会での乗り味は覚えて居ないが、最初に試乗したグループの一人が転倒した事から、未だタイヤが温まってなかった(温まりが遅い)とも推察できる。「初期型の印象より後期型のタイヤの方が柔らかく感じる」とブログに書いてる人もいた。

ライフについては、ある掲示板では「3000kmでそろそろやばいんですけど」という人と「1万kmは走るよ」という人がいた。また、ヤフオクに出ていた08型(?)は走行4000km程度だが「リアタイヤは限界なので、すぐに交換した方が良いです」と書いてあった。

オイルについて・・・これまた潔し

DRZオイル交換DRZのオイルはドライサンプである。ゆえにオイル量が1.8Lと少ない。よって劣化が早い事は想像できる。

初回点検は1200kmちょいで行ったが、その時既に結構汚れていた。詳細は掲示板をご覧あれ。

そして、それから約2500km走行したあたりで、エンジンがガサツな感じがしたので、ゲージでオイルをチェックすると結構汚れていた。そこで、オイル交換をすると、出てきたオイルはドロドロのほぼピュアブラック(写真)。オイル量の少なさを考慮しても、この劣化速度は速すぎるのではないか?

例えば、Z750のオイル量は確か3.1L(フィルタ交換無し)でDRZの約1.7倍だが、2500km*1.7倍=4250km走ってこんなに汚れたことはない。

DRZのピストンスピードを試算する

DRZはビッグシングルだけあっ て、ピストンスピードが速いからか?と思ってZ750との比率を計算してみた。

排気量比は400:750なので、丸めて1:2とする。
気筒数は1:4なので、ピストンの容積は2:1となる。

すると、同じ回転数でのピストンスピードは2^(1/3) :1=1.26:1。(ボア*ストローク比は良くわからないので同じと仮定)

使用回転数はZ750の時は通常 3000rpm位。一方、DRZは計算すると4500-5000rpmほど回ってる。
よって、 4500:3000として3:2

以上から、常用ピストンスピードは1.26*3:1*2=1.89:1
つまりDRZの方が2倍弱速い計算になる。(何処かで間違ってる?)

よって、オイルの消耗も2倍弱早いとすると、DRZの2500kmはZ750の約8000kmに相当。確かに、そのくらいの汚れ方だ。だからDRZのオイル交換サイクルは2000km弱あたりが適当だと推定できる。

救いはスズキ純正の「エクスターオイル」(「エクスタシーオイル」ではないので、店員に間違って聞かないように)が実売900円/Lくらいと安価な事。エンジンががさついてきたら頑張らずに交換しよう。

ちなみに、マニュアルには初回を除き「6000km毎又は1年ごと」となっている。メーカの数値は実はいい加減で、明らかにオイルへの負担が違うバイクでも5000-6000km毎で横並び。それはモデルによって長短があると「何で僕のバイクは短いんだ?」とクレームが来るから、という事情もあるようだ。まあ、少々オイルが劣化しても大きなトラブルが起きるわけではないし、「使い方によって寿命は変わります」という定番のエクスキューズもあるから、それで通せるのだろう。

何れにせよ、スピードの代償として結構ランニングコストが高いDRZであった。

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