バイクインプレNEO by MCタイチ

バイク(&クルマ)試乗インプレ

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8/24にプログラムの変更を行い、一時的に不具合が発生しました。未だ問題が有れば暫くお待ちいただくか、お手数ですがコンタクトフォームからご連絡ください。

N-ONE (honda)

エンジン/ミッション

ターボとNA(ノンターボ)両方乗ったので併記する。

先ずターボは他の軽とは一線を画すパワフルさ。喩えればNAノート(1.2Lの割にトルクフル)と同等の加速感があり、少なくとも街乗りでは不満のない動力性能だ。

ただし、エンジンノイズは他のNA軽以上に五月蝿い(音質も安っぽいガサガサ感)。さほどアクセルを踏み込んでいないのに、出だしからブワッと回転が上がり加速Gもやや唐突に思えるほど強い。もう少しトルク待ちのCVT設定にした方が良いと思う。

この仕様にはパドルシフトが付いていたので試したが、回転の勝手な上下動を抑制できるため、フラットなワインディングなど速度の上下動が程々の場所では良いかも。

一方NAだが、ターボが全く不要に思えるほどパワフルだった。何気なくスタートしても他の軽とは明らかに違う加速感。やはりCVTが回転を直ぐ上げてしまう設定なのでちょっと騒がしいが、何故かターボに比べると音質的にも音量的にもマイルドに感じた。

普通の軽ならエンジンが猛烈に唸るだけで殆ど加速しない程の急坂を登ったが(但し低速)、するすると登っていった。これは1.5L位のパワー感だった。一方、下り坂だったが80km/h程度で走ってもエンジンノイズは殆ど気にならなかった。負荷が増えれば当然回転は上がるだろうが、少なくともギア比的には快適クルーズが出来るほど高いという事だと思う。

ハンドリング/乗り心地

先ずターボ仕様から書くと、ステアリングがかなリ軽くインフォメーションもほぼ皆無というゲーム的操舵感。クルマの動きも(少なくとも中低Gに於いては)ロール感を伴わずヒョコッと向きを変える感じで、クルマを操っている感覚に乏しい。

サスは硬めだがギャップを超えた時のボディーのシッカリ感がある。良い意味で引き締まった乗り心地。ただ、こういうセミハイト系のボディーに対して、このシャシ設定が相応しいかは疑問。まあこれがホンダ流のハンドリングなんだろうけど。

続いてノンターボだが、 手応えがまるで無いステアリングは同じ。こんなWiiマリオカートみたいなステアリングタッチが今後普通になっていくとしたら非常に困る。ワインディングは走ってないので正確には判らないが、NAは若干足回りが柔らかいのか良い意味で軽やか&自然なハンドリングに思えた。

居住性/装備/取り回しなど

室内空間は最近の軽らしく4人乗りでも充分に広い。パッケージングとしてはモコ(MRワゴン)に近いと思う。インパネの造形や質感もモコと同様にクリーンで良いと思う。しかもN-ONEは前席下に燃料タンクがあるため、後席を倒すとかなり低くフラットなラゲッジが出来る。

N-BOXと共通のプラットフォームなので室内長(バルクヘッドから室内後端)はほぼ同じ。違いは屋根の高さとAピラーの生え際と傾きで、これによって見た目の広さは結構違うが個人的にはN-ONEの広さで充分。むしろ後席は緊急用と割り切り、もっと軽量/コンパクトなスポーティー軽があれば良いと思うが、今の御時世では室内長MAXな軽しか許されないのだろう。

コメントで複数指摘があった助手席のオフセット感だが、確かに尋常ではなかった。軽トラみたいに運転席の方を広く取ってセンターコンソールも左にオフセットしている為、パッセンジャーの右足が外に押しやられ、女性の横座りみたいになってしまう。

シートとドアのクリアランスが何故か広いので、もう少し座面を広くしもっと左よりに座るようにしたらマシになると思う。もし側突安全上それが無理なら、センターコンソール(物入れ)自体要らないと思う。もしかしたら助手席は子供用で、大人が快適に座りたければ広い後席へどうぞという事かもしれない。

総合評価

スタイルは初代N360のカエル顔を採用したが、全体のプロポーションはエッセ(オリジナルはルノー5)と同じ台形で今更陳腐。目玉が飛び出したカエル顔は上下に大きく見える上に、実際のボンネットフードも高いので益々大顔/腰高感がある。

僕がもしN360をモチーフにデザインするなら、ボンネット及びウエストラインをもっと低くして、前後バンパー部分は逆スラントにして軽快感を出したいところ。だが、ハイト系前提のプラットフォームの制約上、上に向かって積み上げていくようなスタイルにならざるをえないのかも。

初代N360はバイク用のエンジンを流用しブッチギリのパワーでおまけに安いという革命的なクルマだったらしい。そういう意味ではN-ONEはN360と本質的に異なるクルマ。現代版N360とはどんなクルマか想像すると、NC700のエンジンを流用して車重は500kgで価格は60万円みたいな何かだと思う。

と、色々文句を付けたが、NAエンジンのパワーとその結果としての快適性はライバルを圧倒していると思う。結局、軽自動車が疲れる原因の大半は非力で五月蝿いエンジンだと思うので、パワーに余裕があるというのはとても大きい。現行軽乗用車の中でどれか選べと言われたら僕もこれにすると思う。

排気量的にもコスト的にも、軽のエンジンはこれ以上良くなりようがないと思っていたが、まだカイゼンの余地があったということか?ならば、この新世代エンジンをアクティーに積んでなおかつMTと組み合わせて欲しいとか、次期ビートはオープンやめて車重を600kgくらいに抑えたらかなり面白そうとか、また勝手に商品企画をしてしまった。

N-ONE に関するコメント

Masa

こんにちは。2004年式ライフターボに乗っています。バイクも含め新車の試乗には出かけている方だと思います(笑) N-oneターボ私も試乗してきました。スズキR型エンジンと全く同じボア×ストロークで確実にSpec上出力を上回って出してきたところに注目してましたが、印象はタイチさんとほぼ同じでした。パワフルであるものの出力特性が唐突で、CVTとのマッチングを含めたセッティングではスズキのターボ車の方が好印象でしたね。思い切り×な点は助手席側の足元が狭いこと。
センターコンソールの形状が邪魔して私の2004式ライフより確実に狭い。その点はスズキはどの車種もOKレベルです。この辺のことは評論家のインプレではまず出てこないですね。
逆に個人的に○な点は35Lタンク(2WD)を維持していること(ダイハツも36Lが現時点では主流ですが)。高速500Kmを給油なしで走る私としては、いくらクルマの出来は良くても30Lや27Lタンク採用の最近のスズキ車には乗換を躊躇させられますね。
なお、ハンドリングや車体はストック状態でスポーティな味付けをするホンダ的でありますが、まずまず良いと思いました。15インチタイヤも最新の軽は履きこなしているなと感じました。
以上、失礼します。

MCタイチ

Masaさんこんにちは。詳細レポート有り難うございます(^o^)
CVTのセッティングはプログラム変更で何とでもなると思いますが、助手席の足元はノーチェックでした(^^ゞセンターコンソールが出っ張ってると言うことは中に何が入ってるんでしょう?
個人的には(バイクの印象もあって)ガソリンを沢山積んで走りたくないタイプなのでタンク容量は問題になりません。ただ、何故他社もホンダみたいにタンクを前席下に置かないのかな?と思いました。

全般的な印象を言えば、N-ONEはどこかちぐはぐでカドが取れてない感じがしました。逆にスズキは全般的に無理がなくおおらかな印象ですね。まあ、僕はあまり真剣に細かい所をチェックしないので(本当に「インプレッション」)、オーナー目線でまた何かあればご指摘ください。

Masa

こんばんは。補足しますとN-oneのセンターコンソールというかその最下部の通常ドリンクボトルが1~2本入るラック?部分の幅が広く取られており助手席の人の右足が強制的に左にオフセットさせられる感じです(笑)

ところで、クルマのインプレは、絶えずチェックする自動車評論家は私の場合3人程度、あとはオーナーの方のブログを拝見するほうがずっと参考になりますね。タイチさんのHPはもともとバイクインプレから入りましたが、ややマイナーかつマニアックな嗜好がとても似ているというか共感でき(笑)とても参考にさせてもらってます。
バイクの理想としては600~900cc、2気筒、軽量、適度な(不足は絶対×)パワー、そしてEFIエンジンですが、今は降りて久しく、LEAD110を散歩のお供としています。

さてクルマですが、VW UP!の項で拝見しましたが、日本における輸入車の販売価格は各国と較べて高いのは正論ですし、また日本人自身も「外車」ブランド価格戦略を容認しすぎているのが海外並みの適正価格を実現できない一番の原因でしょう(特にオーナーになった場合)。

一例としてFIAT500は個人的にも大変所有したいクルマですが、FIATはビジネスモデルを変える自助努力をしなくても、発売時と現在の為替差額だけで195万→160~165万となるはずですから輸入元や日本法人はぼろ儲けということでしょう。

FIAT500とスイスポを最近一緒に比較試乗した親友は結果、11月にスイスポを納車しました。
円高で苦しむ中、身を削る企業努力で世界で勝負している日本メーカーを最終的に選んだということです。
魅力あるクルマが増えることはユーザーにとって歓迎することは間違いありませんが、上記のような理由で「Buy Japanese」を選択するのもアリかなと思います。特に日本人なら。

また宜しくお願いします。

MCタイチ

そう言っていただけると嬉しいです。雑誌は自主規制が徹底していて、スポンサーの製品の悪口は絶対書かないみたいですね。結果としてカタログを見たら書けるようなインプレばかり。

僕が選ぶ「ややマイナーなバイク」は欧米ではセールスの上位に居たりしますが、これは平たく言えばコストパフォーマンスを追求した結果だと思います。逆に日本での売れ筋は内外問わず、ブランドイメージ、ネームバリュー、販売力、同調圧力みたいな^^;

仰るとおり、企業努力でコストダウンを実現している製品は評価されず(それどころか「デフレの象徴」みたいに言われることがある)、一方で円高差益だけで欧州製品のインポーターがボロ儲けするような市場は歪んでいると思います。

ユーザーが合理的(利己的といっても良い)であって初めて市場の健全性は保たれると考えます。僕が国産バイク(特にスズキ!)を買うのは日本企業を応援するためではなく、単に消費者として「お得」だからです^^; 回りの「空気」やブランドイメージばかりが売れ行きを左右するなら、真面目に商品価値を追求する企業が日本から居なくなってしまうでしょう。

…つ、ついつい熱が篭ってしまいました。失礼しました^^;

LacNord

はじめまして。初代N360は他の軽が360ccで22psあたりのときに31psを絞り出し、価格は他の軽が軒並み30万円台半ば過ぎの時に(ちなみにトヨタパブリカ(800cc)が41万円くらい、コロナやブルーバードは64万円くらいという時代でした)30万円を切るというねだんだったと思います。スタイルはminiのぱくり。これからすると今風のN360(N660?)ってどういうんですかねぇ。どうせなら、昔のN360に似せるんじゃなくて、今のミニ風にする。NC700のエンジンは良いと思いますがターボ効かせてDCTを付ける。って感じでしょうか。昔のN360も相当やかましい車でしたから、2気筒でバタバタ言って走るのもかえって良いかもしれませんね。どうせなら、660ccにこだわらず、400cc直噴エンジンにターボ+DCTくらいの方が訴求力があるかも知れませんね。スタイルはBMWミニ、エンジンはVWのパクリというのが昔からパクルのが良い意味で上手なホンダらしいと言えるんじゃないでしょうか。

MCタイチ

LacNordさんはじめまして。返事が遅くなってすみません。
僕は初代のN360がミニに似てるとは思わないんですよね。FR車が殆どだった当時はそう見えたのかもしれませんが、今の小型FF2BOXなんて全てミニの子孫みたいなものですから。
幸か不幸か今の日本車にはパクるべき海外の見本は存在しないと思います。だからと言って、昔の自社の製品をパクっても懐かしんで買う人は限られるでしょう。だから全く新たなものを作るしか無いのですが、ホンダがそういう気概を失ってから久しいですね。

車おやじ

助手席の下のトレー、邪魔ですよね。
ちょうど、スネにあたるんですよ。
事故ったら足が大変なことになりそう。。
他は満足なんですが、、、

MCタイチ

車おやじさんこんにちは。皆さん助手席の足元の件を指摘されるので、僕も確かめに行ってきました。確かに狭いですね。明らかに外側に押しやられてます(・_・;
ついでに、ノンターボに試乗してきました。印象が大好転です(^^ゞ詳しくは本文を修正しました。

車おやじ

ターボはビーンというターボノイズがうるさいですよね。
これがない分、ノンターボの方が音がいいような気がします。
助手席の足元は、もともとスペースのない車なら仕方がないですが、トレーで狭くしているというのはもったいない。。
というか、ホンダの人は座らなかったのか?と疑問になります。

MCタイチ

あれはタービンの音なんですか。もっと野太い感じがしたんですけど。
助手席の件はメーカーの開発者が気付いてない筈は無いと思いますが、さほど問題にならないと思ったのか。それとも、最初はシートの幅がドアギリギリまであったけど、側突試験したらヤバかったので内側に寄せたとか?よく判りませんね。

Masa

週末帰省でまた高速片道500Km往復してきました。表定速度95km/h弱で満タン法16.0km/Lでした。
その直後改めてN-ONEターボ試乗しましたが音がライフターボより確実にうるさく、これに代替えはないなと確定ました。ホンダの最新軽のノンターボには未試乗なのですが、好印象の評価には興味津々です。
スズキの軽はターボ有/無モデルともOKレベルですが、ノンターボ同士だとタイチさんはホンダに軍配ですか?
なにせ、私の重要ポイントのタンク容量が、ワゴンRだと-7Lになってしまうので関心MAXです(笑)
あと、スズキノンターボ軽にはスタビがない。

Masa

N-ONEターボの音、特にアクセルを半分より深めに踏み込んだときの加速時の音。
ギャイーーンと盛大でCVT、タービン!?も含めたメカニカルノイズ+軽3気筒らしい安めのエンジン加速音+太めの排気音と総合的に音量が大きい印象。

パワー感とボディのしっかり感、エンジン回転が上がるほど粒が揃う感じのホンダ的エンジンは小型車含めて二重丸◎、タイヤは15インチはやはりオーバーと印象訂正します。

MCタイチ

レンタカーで長距離試乗ですか?レポート有難うございます。高速主体で16km/Lはまあまあ、いやもうちょっと伸びて欲しいかな。因みにハイゼットも高速では回転数やアクセル開度が増すので、似たような燃費になるそうです。N-OneのNAはパワー的にもうちょい余裕がありそうなので、燃費ももうちょい伸びるかな?

ワゴンRの最新版には乗っていませんが、一個前のワゴンRやMRワゴンと比較するとN-Oneの方がパワー的に一枚上なので、使用回転数が低くなり結果的にノイズ的にやや有利ではないかと。簡単に回転を上げてしまうCVTがネックですが、これはプログラム変更で直ると思います。

N-Oneの欠点はノーインフォメーションのハンドリングですが、CVTが改善される期待も含めてN-Oneに軍配かな。特に高速移動が多いなら尚更だと思います。ただ、N-Oneの登場でスズキの対抗心に火がついて、パワフルな新型エンジンを投入してくれないかな?という期待もまたありますが。

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